オゲハ 3
読み始めたころは、キジが考えていることがまったくわからず、いつオゲハを殺しちゃわないかとずっとハラハラしていた。
ラブストーリーというよりサイコサスペンスみたいな気持ちで読んでいたけど(笑)、最後は意外にもハートフルなところに着地したなと思う。リアルな虫の描写をはじめ、生理的な嫌悪感に訴えてくる演出は好き嫌いがはっきりとわかれそうだけど、個人的にはこの「ぞわぞわ感」が最高に刺激的でおもしろかった。
新人作家なのに、すでに「oimoさんにしか描けない世界」が完成されているのがすごい。(同人では非常に人気の高い作家さんなのでむべなるかな)
なるべくはやくあたらしい作品で再会できることを祈っています。
或るアホウの一生 2
トーテムポールさんの描く、「才能にとりつかれた男」たちが大好きだ。
感想は本宅にて。
俺がいないとダメでしょう?
劇団員の受けと、世話焼き年下攻め。
マウリと竜 2
人と竜とのほのぼのとした恋模様を描いたファンタジーBL第2巻。
純愛カリカチュア
純愛カリカチュア (バンブーコミックス Qpaコレクション)
- 作者: 茶渡ロメ男(さどろめお)
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2016/09/17
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
少年漫画家を目指すはずが、イケメン編集者にエロ漫画家として開発されていくBL版まんが道。仕事はできるけど、性癖はド変態でしかない編集者・栢山さんのぶっとんだキャラが際立っていた。
kissと正義
かつてひとりの女を取り合った悪友と、相棒になることになった刑事同士のバディラブ。
毎話きちんと謎解きや大立ち回りを入れてくれるサービス精神は、さすがベテラン作家。
百いろどうぐばこ 1-2
あやかしと人が交わる不思議な世界を描いた幻想BL。
1巻だけでは何のことかよくわからなかったが、2巻を読むとわりと設定が入ってくる。絵もきれいだし、独特の世界観を漂っているだけでも心地いい。
僕らが壊れた夏休み
不注意から、ともにインターハイを目指していた幼なじみの博武の腕に怪我を負わせてしまった竜二。憤る博武に「怪我が治るまでお前が腕の代わりになれ」と命じられるまま、竜二は博武に尽くしつづける。
築き上げてきた関係が一瞬で壊れてしまう、というストーリー自体は好みなのだが、なんせ作画が粗い。やたら変形コマを多用したコマ割りに、内容云々より読みづらさが先に立ってしまうのが残念。