パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

最初で最後のきみに

最初で最後のきみに (花音コミックス)

最初で最後のきみに (花音コミックス)

何を意図して描かれた漫画なのか掴めなかった…。登場人物たちの願いが見えない。
誰もがからっぽで、茫洋とした欲望や惰性だけで触れ合う。この空虚さや、先の見えなさこそが、現在のリアルってことだろうか。暗澹としているわけでもないのに、どこか虚ろだ。