辺境警備 2-4
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神官さん、隊長さん、カイル、背高さんそれぞれに、都を離れ「辺境」の地へとたどりつくに至った過去がある。秘密が紐解かれていく緊迫した後半部においても、独特のとぼけた味わいは損なわれない。どんな窮地に直面しようと、お気楽不良中年を貫く隊長さんに惚れ惚れしてしまう。
四人の道は交差しあい、己の道へと分かれていく。寄り添って進むことはできなくとも、歩き続けるならば、またいつか出会うこともあるだろう。その希望こそが、前に進むための灯火になるのだ。