パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

雨かもしれない

雨かもしれない (角川ルビー文庫―厄介な連中)

雨かもしれない (角川ルビー文庫―厄介な連中)

死体フェチのミステリ作家・遠野遼一郎と自殺癖を持つイラストレーター・宮城篤史。
厄介な男たちの元に、さらに厄介な邪魔者たちが乱入して繰り広げられる椿事の数々。
話の本筋はミステリーなのだけど、一筋縄じゃいかない遼一郎と篤史の関係もすこぶる魅力的で、一粒で二度美味しい。40歳の攻めと29歳の受けというアダルトな年齢設定も素敵だ。