パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

メルセデス・ベンツ

メルセデス・ベンツ―デスペラード・シリーズ (クリスタル文庫)

メルセデス・ベンツ―デスペラード・シリーズ (クリスタル文庫)

デスペラードシリーズ第4巻。これにて第一部完。
ミステリーとして読んで十分おもしろかった。ダニエルの独白であり、ひとつの事件のエピローグだった掌編「DANNY BOY」が、こんなかたちで新たな事件に結びつくとは。
愛することと信じることの間で葛藤していたアンソニーとクラークの関係も、一歩前進したのが感じる清清しいラストだった。ぜひとも2年後より先の彼らを見てみたい。そのころダニエルの傍らにいるのが誰なのかも、気になるところ。
早速第二部を取り寄せたよ!