パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

頼光くんごめん

頼光くんごめん (ディアプラス・コミックス)

頼光くんごめん (ディアプラス・コミックス)

ふと目にとまって再読。
わけあって別れた恋人の影を引き摺っているワケあり美人と、彼の心をこじ開けようとする強引で一途な年下男。
嫌いで別れたわけじゃないぶん元彼にも肩入れしてしまうし、かといって最初に「あ、これが本命ね」と思って読んでいるだけに年下男も気になるしで心が安まらない。えーそうなるの!?というどっきりはらはらを楽しむも一興。
過去の疵と現在の不安との間で揺れる夏木の心が丁寧に追われていて、最後の彼の選択がすっと入ってくる。さすがベテラン、読ませます。
「頼光くんの弟」もあるらしいのだけど、読んだっけかな…。