パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

ラブリー・シック 2

ラブリー・シック (アクアコミックス)

ラブリー・シック (アクアコミックス)

ラブリー・シック (2) (アクアコミックス)

ラブリー・シック (2) (アクアコミックス)

医師として以前に「人としてヤブ」という言葉がふさわしい鷲見センセイ。
たった13歳の尚之(しかも患者)に熱を上げた挙句、「僕なしじゃ生きていけなくなるように」してしまおうとするなんて、正気の沙汰じゃない。
しごくまっとうな倫理観では、鷲見先生のやってることは職権濫用でしかなく、到底許しがたいはずなのに、ふたりが恋に夢中なもんで、だんだんどうでもよくなってきた。尚之のつらい過去や鷲見先生の恐るべき執着の理由、山積みのはずの問題なんかそっちのけで、互いを繋ぎとめることだけに必死になっている。
恐ろしく高カロリーなラブストーリー。