パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

愛の謎が解けたとき

愛の謎が解けたとき (幻冬舎ルチル文庫)

愛の謎が解けたとき (幻冬舎ルチル文庫)

私はへんな人が好きだ。
念願のお初で「なんで俺には触手がないんだ…」なんてろくでもないことを嘆いてみせた変態攻めも、二十歳過ぎて子どもはキャベツ畑で生まれるもんだと信じているお花畑受けも大好きだ。力いっぱい愛せる。
天然でも酔狂でも多少のことには動じないつもりだったけど、この本の二人は宇宙人だったなあ…(遠い目)。
どうにも感情移入できる要素が見当たらず、おろおろしているうちに終わってしまった。トンデモさをおもしろがれなかったのが敗因だろうか。