パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

8月まとめ

BL小説:33冊
BL漫画:70冊
一般漫画:11冊
同人誌 :34冊
計148冊


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8頁の同人誌も含めたルール違反な集計数だが、目標150冊をほぼ達成。
体重を記録するだけで痩せる!というダイエットがあったけど、あながち嘘じゃないと思う。この読書記録をつけるようになって読書数が飛躍的に増えた。記録すると読書量を数字で意識するようになる。この「意識する」ってのが、大きいんだろうな。

今月は当たり月。

語シスコ「ラブ&カタストロフィー」・ヤマシタトモコ「ジュテーム・カフェノワールで天才の本領に触れた。評価の高い作家さんながら、自分ではピンとこずにさみしい思いをしていたのだけど、ガツンとやられた。どこまでもついていきます!
真行寺ツミコ「図書室のお兄さん」は地味ながら、ツボ直撃の短編集。めちゃくちゃ切ないアンドロイドもの、戦争ものに涙の海で溺れそうになった。この人の乾いたセンチメンタルが大好き。梅太郎「パパおかえり」はこれまで読んだ作家の本のなかでもとりわけ好きな作品。
大峰ショウコ「ラブリー・シック」は突っ込みどころ満載ながらも、読み出したらとまらない勢いがあった。鷲見先生の恐るべき執着心に慄き、尚之の成長にうるうるし、あっというまに5巻まで読了。

小説は当たり月でどれも面白かったのだけど、海賀卓子「恋愛革命」は出物でした。駆け引きや保身や諦めを知った、ずるくて臆病な大人の恋愛を堪能。急いで掻き集めた既刊もどれもこれもおもしろくて、幸せを噛み締めた。やっと読めた百香ノエル「なよびかな恋」も噂に違わぬ傑作だった。しみじみと偏執的でたまらない。
宇宮有芽を商業誌・同人誌手当たり次第。カプチーノ「シークレット・コール」をはじめとした、上谷×仁礼の社内恋愛シリーズが一押しだけど、商業本なら宇宮有芽「百貨店恋愛事情」がオススメ。ふつうに働く人たちのふつうの恋を丁寧に書いた良作です。
夏コミ合わせの同人誌もがっつり買い込む。我楽多「存在が生まれる瞬間」を読んで、日本に生まれてきたことを感謝した…!
しかし、どんどんBLしか読まなくなっているな…。青桐ナツ「flat」も非BLながら、あっくんのへーすけへのあつい眼差しに、物思わずにはいられなかった。

来月も目標150冊。できれば積んでいる小説をもう少し読み進めたいところ。