パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

四月祭

四月祭 (ガストコミックス)

四月祭 (ガストコミックス)

やっと見っかったー。この人の描く、独特の間と空白が大好き。終わってしまった夏休みみたいな漫画。
暑くてやってらんないと嘆いていたはずなのに、振り返れば、遠い潮騒や、舌に残るスイカの味や、目蓋に灼きついた花火の残像や。思い出されるすべてが名残惜しく、胸がしめつけられるような感じ。
無性にセンチメンタルな気分になってしまう。