パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

スリークオーター

スリークオーター (花音コミックス)

スリークオーター (花音コミックス)

「なよびかな恋」の挿絵で気になっていた、やまがたさとみのコミックス。少し小野塚カホリを思わせるような繊細な絵柄は、シンプルなのにえもいえずなまめかしい。とても好み。
辛抱強く言葉を闘わせるより、ひとときぬくもりを分かち合うことを選んでしまう強がりで寂しがりなイマドキな若者たちの恋を淡々と描いている。かなりヒリヒリ痛いのだけど、目を離せない何かがある。続編もあるようなので探してみよう。