パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

空のアンテナ

空のアンテナ (花丸コミックス・プレミアム)

空のアンテナ (花丸コミックス・プレミアム)

しみじみとよかった…。ゆっくり味わうように読んだ。
「空のアンテナ」から「独裁者グラナダ」、そして「ファンタジウム」へ至るまで、モチーフをかえながら描かれていることはたったひとつのことだ。杉本さんの作家性には一切ブレがない。
デビューのころからずっと、人物の眼差しは変わってないんだな。杉本さんの描く透徹した瞳のうつくしさは別格だ。