パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

9月まとめ

BL小説  32冊
BL漫画  93冊
一般漫画 6冊
同人誌  7冊
雑誌   1冊

計139冊


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後半モチベーションがガタ落ちして再読に終始してしまった。
BL小説は新刊そっちのけでベテラン作家の攻略に夢中になっていた。先月に引き続き海賀卓子の既刊を探して西へ東へ駆け回ってやっと手にした「アウグスツス」に震撼し、剛しいら巨匠のデビュー作「帰宅」から、愛されるマグロ如月先生と熱烈年下攻め佐々木くんの名シリーズ「水の記憶」シリーズまで堪能。「拘留中のアステリアス」でうえだ真由の物語巧者を再認識し絶版のアイスノベルスをがつがつ収集。青海圭「水色のプレリュード」シリーズでは音楽バカな子どもたちの情熱とまっすぐな恋に心揺さぶられ、金丸マキ「鉄壁トランクス」では漫画バカな大人たちの葛藤と臆病な恋に胸が熱くなった。
また、今月はラブコメが大豊作。鳩村衣杏「御曹司の口説き方」小林典雅「恋する遺伝子」高尾理一「二十六年目の恋人」いずれも読む顔がニヤついて困ってしまう本ばかり。

BL漫画は一転してフレッシュな一期一会に恵まれた。
打算計算・嘘や秘密も恋のスパイス。駆け引きに垣間見える本気がたまらない大人の恋。ヤマダサクラコ「思い過ごしも恋の内」 ・ タクミユウ「恋っていうのは」

見たい触りたい近づきたい。高校生の恋はいつだって一途で、いっぱいいっぱい。ストーカー上等!のきらきら青春グラフィティ。奥山ぷく「恋の耳ヨリ情報」 ・ たし「犬と私」

エロをとっぱらったイノセントワールド。ホコ「洒涙雨」 ・ テラシマ「ポラリスベル」

白泉社の本気!稀代のストーリーテラーたちがおくる、骨太なBLに心震える。岡田屋鉄蔵「千―長夜の契り」 ・ 杉本亜未「空のアンテナ」

おでん屋台で熱燗をあおる市井のサラリーマンから鬼を名乗る異形の座頭まで「ボーイ」に含まれてしまうのだからすごい。BLの懐の深さを再確認する充実ぶりだった。

松山花子「恋する少年の昼と夜」・松木加斎「ハッピーエンドにしちゃわない?」・扇ゆずは「BROTHER」も面白かったです。


来月は引き続き積みっぱなしの小説の消化。引き続き海賀卓子・うえだ真由・剛しいらの既刊収集と、鳩村さんの既刊ももっと読みたいな。仕事が繁忙期に入ってくるので、目標は150冊維持したい。読書の秋到来、がんばるぞー!