パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

10月まとめ

BL小説:22冊
BL漫画:59冊
一般漫画:14冊
一般小説:2冊
雑誌  :2冊
同人誌 :20冊

計119冊


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わけもなく気もそぞろで読書ははかどらず。かわりに映画は「大奥」「蛮勇鬼」「アイルトン・セナ〜音速の彼方へ」と、沢山観ることができた(当社比)。

よしながふみ「きのう何食べた」津田雅美ちょっと江戸まで杉本亜未ファンタジウムとだいじに読み続けている連載がいずれも絶好調。
西炯子ひらひらひゅ〜んは最後まですばらしかった。ほんとうにおもしろい漫画のまえでは、「少女漫画」とか「BL」とかってジャンルわけとか、物語としてのお約束なんて、なんの拘束力も持たないんだということをあらためて思った。どんな関係性も元をただせば人と人、ただのひとりとひとり。それだけだ。
BL漫画界には今月も新星がぞくぞく登場。羽生山へび子「僕の先輩」は10月のヘビーローテーション(ヘタなギャグみたいだな)でした。ナナメグリ「恋を語らない唇」も地味ながら、噛むほどに味わい深い滋味な1冊。次作が楽しみだ。
モチメ子「四畳半一間の内緒話」収録の傑作青春譚「情熱的な音楽とひかえめな恋のはなし」に泣かされ、びっけ「壁の中の天使」にときめいた。
うえだ真由「ロマンスの黙秘権」シリーズ、鳩村衣杏の「愛と仁義に生きるのさ」をはじめとする「クリーニングみさわシリーズは、いずれも著者の代表作といっていい力作!どちらも華やかさには欠ける職業ながら、地道に信念を持って働く男たちの魅力がぎっしりつまっていた。

山ほど買いこんだ本を積みっぱなしにして10月は終了。また、地道な山崩しに取り組まなくては。