パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

深夜少年

深夜少年 (ジュネット文庫 9)

深夜少年 (ジュネット文庫 9)

「夏が来れば思い出す」は、何度読んでも胸のきりきりする名作。
どんなにかけがえないものを失くしても、私たちは前にしか進めない。とりかえしのつかない夏の終わり。いつだって、いまだって、きっとそうなのだ。
無邪気に泣いたり笑ったり絶望したりしながら、とりかえしのつかない「今」を生きている。