パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

働くおにいさん日誌

働くおにいさん日誌 (プラチナ文庫)

働くおにいさん日誌 (プラチナ文庫)

「お医者さんにガーベラ」「お花屋さんに救急箱」番外編。
出版社サイトで一年に渡って連載されていたキャラクターたちのブログを文庫化。勤務医の甫(兄)と花屋の九条、理学療法士深谷とパン屋の遥(弟)の4人が、日替わりでそれぞれの日常を語ってくれる。
起きて、天気の心配をして、仕事して、ご飯をたべて、いっしょに眠る。「ふつうの一日」のなかにあるささやかな幸せが綴られていて、こちらまでほのぼのした気持ちになった。これぞ、癒し系BL決定版です。
ただひとつ困りものなのは、読んでいると無性にお腹が空いてくること!遥くんの焼くパンや九条さん深谷さんが作る手料理がとても美味しそうで、ついつい私も何か食べたいな…と魔が差してしまう。
黒沢要さんの描く四人のアイコンイラストもすごくかわいい。眺めているだけで和みます。