夜が明けるまで
- 作者: 可南さらさ,山岸ほくと
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックスゲントウシャ
- 発売日: 2011/01
- メディア: 単行本
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しっかり者の優等生でとおっている怜一を、なぜか従兄弟の恭介は「さみしがり屋の泣き虫」呼ばわりし、何かにつけてかまってくる。彼の優しさに戸惑いつつも、怜一はやがて彼のとなりにいると戸惑い以上の心の揺れを覚える自分に気づき…。
「よい子」でいることに息切れしかけている怜一を、大人の男である恭一がやさしく、ときに強引に解きほぐしていく王道な「年の差」もの…のはずなんだけど、随所に散見される恭介の「残念」っぷりがおもしろい。
互いにコンプレックスを抱えていた兄弟の和解シーンがよかった。