パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

エマ 4-10

エマ (4) (Beam comix)

エマ (4) (Beam comix)

エマ (5) (ビームコミックス)

エマ (5) (ビームコミックス)

エマ (6) (Beam comix)

エマ (6) (Beam comix)

エマ (7) (Beam comix)

エマ (7) (Beam comix)

ビームコミックス エマ 8巻(通常版)

ビームコミックス エマ 8巻(通常版)

エマ 9巻 (BEAM COMIX)

エマ 9巻 (BEAM COMIX)

エマ 10巻 (BEAM COMIX)

エマ 10巻 (BEAM COMIX)

おもしろかったあああぁぁ!!
胸いっぱいにヴィクトリア朝の風を吸いこんだ!
ケリー女史の輝かしき日の記憶に胸を締め付けられ、エレノア嬢のひと夏の出逢いにときめき、メルダース家の優雅な夜明けにどっきどきし、イートン校時代のアーサーに妄想の翼が拡がりました。アーサー、あなたなんて萌えキャラ…!贔屓のキャラクターだったハンス・ハキム・アーサーのお話が読めて大満足だ。

生きたと言えるような 人生を生きたいから
やったと言えるだけのことを やりたいのよ

このアデーレの台詞には、森薫自身の信念が反映されているんだろうと思う。
もはや執念といっていいほどに緻密な描き込み、失われた時代の空気そのものを紙面に再現しようとするかのような情熱。紙面のすみずみまで描くことの喜びにあふれていて、なんだか読んでいるこちらまでパワーが湧いてくる。すばらしい作品でした。