パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

老舗旅館に嫁に来い!

老舗旅館に嫁に来い! (シャレードパール文庫)

老舗旅館に嫁に来い! (シャレードパール文庫)

再読。
はじめて読んだときはピンとこなっかったのだけど、再読してそのわけがわかった。この物語はBLというよりも、BL界の橋田寿賀子(?)による嫁姑ものなのだ。
伝統ある老舗旅館に転がり込んできた、ブロンドヘアーの男嫁。自己主張は当然の権利であり義務であるとする自由の国で育ったジューナと、頑固一徹背中で語るタイプの義父との丁々発止のやりとりが本書の読みどころ。
思わず笑ってしまうカルチャー・ギャップ満載で、おもしろくてためになる。