パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

きみが教えてくれた

とてもスタンダードな生徒×先生の青春小説。
中学生だった小野寺が大学生になるまでという長い恋を、少年から青年への成長とともに丁寧に描いている。途中なんどもぐらつきながらも、小野寺が生徒である限りは教師としての立場を貫ぬこうとした牧澤に好感。