ひみつのセフレちゃん
- 作者: ヤマヲミ
- 出版社/メーカー: シリカ編集部
- 発売日: 2011/04/01
- メディア: コミック
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ほんとこわいもの知らずだな、ボーイズラブって!(愕)
37歳の働き盛りで会社をリストラされた幸助。不幸のどん底でヤケ酒に溺れた夜、なりゆきで幸助は男と関係をもった。そのうえただのゆきずりのはずだった男から、セフレ関係を申し込まれてしまう。
「俺が夢も希望も仕事もあげるよ 何せ、夢を売るお仕事してますから」
なんと男は、今をときめく超人気アイドル・上村智樹。若くて、キラキラしていて、夢と希望に満ち溢れている。無邪気に懐いてくるうっとうしく思いながらも、やがて幸助は、智樹の笑顔に癒されている自分に気づく。しかし、アイドルである智樹は、彼自身が夢みたいな存在。
どんなに幸せでも、夢はいつか覚めるもの。もともと住む世界が違うのだと、幸助は智樹との関係を清算しようとするが…。
幸助のオッサン臭さがいちいちリアルなだけに、幸助が年甲斐もない恋に浮かれているのが伝わってきて切なくなった。
たとえ迎える人もいない六畳の部屋と会社との間を往き来するだけの生活だったとしても、幸助には勤めてきた15年の間に築き上げてきた自負がある。だから、年下のアイドルに甘えて生活するなんてのは考えられない。
恋だの愛だのは、まず就職してから!という幸助さんのまっとうさに共感。