パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

凍る月 〜瑠璃色の夜明け〜

凍る月 ?瑠璃色の夜明け?  (ラヴァーズ文庫)

凍る月 ?瑠璃色の夜明け?  (ラヴァーズ文庫)

「凍る月」完結編。ついに人間たちによる獣人狩りがはじまった。
組織のトップとして、覚悟を固める須王。明かされた過去に傷つき、暴走する銀。そして、梁井や光陽たちもまた、否応なく渦中へと引き摺りこまれてゆく。
どんな窮地に追い込まれようと梁井と光陽の夫婦漫才は健在で、最後まで笑わせてもらった。
心残りは、とうとう相模と蓮の間には何も起こらなかったこと…。けなげな子どもよりも俄然ひねくれた大人に萌える性質なので、昌史や蓮のストーリーを読みたかった。