パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

平台がおまちかね

平台がおまちかね (創元推理文庫)

平台がおまちかね (創元推理文庫)

コミックス版が面白かったので、原作にも手を伸ばしてみた。
出版社で働く人、といえばやはりいちばんに編集者が思い浮かぶのだが、本書の主人公は出版社の営業さんである。作家と編集者が二人三脚で作り上げた本を、書店へ、そして読者の手へ届ける仕事の裏側がとても詳しく描かれており、「なるほど、出版社の営業さんってこういうお仕事なのか」とうなずきながら読了。