パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

誰でも美しくなれる10の法則

誰でも美しくなれる10の法則 全米No.1ファッションアドバイザーが教える

誰でも美しくなれる10の法則 全米No.1ファッションアドバイザーが教える

女性向けの自己啓発本なんて滅多に手にとらない…というか、手にとらないようにしている私が20代になってはじめて購入した、うつくしくなるための実用書。
すでにはてなダイアリーにいくつも絶賛のレビューがあがっているので、くわしくはそのすばらしいレビューを読んでいただきたい。
自分の容姿にコンプレックスがあるひと、「モテ」や「ほめられ」といった他者からの評価を前提にしたファッションに違和感を感じているひと、自分らしい恰好をしたいけどどうしたらいいかわからないひと。
いい歳して、いまさらひとには相談できない!というファッションへの悩みを抱えるひとには、きっとすばらしい指南書になるのではないでしょうか。
かくいう私も、コンプレックスを着て歩いているような、おしゃれ落第生。自分の容姿・ファッションに自信がなさすぎて、美容院やデパートにでかけることすら苦痛というこじらせっぷりなのですが、この本を読んでじつに7ヶ月ぶりに(!)髪を切り、学生時代から定着していた眼鏡スタイルをコンタクトに変えてみました。
本書でティムが教えることは、自分を知り、ありのままの私を受け入れ、自分に似合うファッションを自分自身で選びとることの大切さ。流行のコーディネイトを上手に着こなす方法や、無理なダイエットで丸い身体をスレンダーに変えることではありません。
ファッションはあくまで、自分自身を表現する手段。服に着られてしまったのでは意味がない。このティムのアドバイスは、街にあふれるおしゃれな女の子たちと野暮ったい自分を比べては、ため息をついていた私の劣等感をずいぶん軽くし、装うことの楽しさを思い出させてくれました。
齢26歳という遅いスタートではあるけれど、焦らず急がず、自分なりのペースで「女」をはじめてみようと思います。