パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

黄色い風

黄色い風 (ショコラノベルス)

黄色い風 (ショコラノベルス)

ずっと探していた絶版本を、ふらっと立ち寄った近所の古書店で見つける。待てば海路の日和あり。万感の思いで早速ページを繰る。
せつなく苦しい記憶喪失もの。
海賀卓子の文章はやっぱりいい。海べりの閉鎖的な田舎町の景色がまぶたに浮かぶ。