パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

それでも愛しい社長のワガママ

それでも愛しい社長のワガママ (ビーボーイノベルズ)

それでも愛しい社長のワガママ (ビーボーイノベルズ)

傲慢社長×新米秘書。
以前読んだ著者の航空業界シリーズは、王道のハーレクイン展開に適度な「お笑い」要素がブレンドされていて、ハーレクインかいかい病(あまりにゴージャスであまあまなラブストーリーを読んでいると、身体がかゆくなってしまうという奇病。根っからの庶民であるブログ主はBL初心者時以来、患っている。)の私にも読みやすかった。
こちらはちょっとハーレクイン純度が高すぎたすぎた。俺様エリート×かわいい系健気って、いつまでたっても苦手分野だなあ。
脇役のツンな美人秘書のほうが気になると思っていたら、「Seet Box」で彼の短編を読めて満足。短編ならではの恋愛未満のビターなストーリーで、砂床さんの作風の幅を感じた。