パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

12月まとめ

BL小説:18冊
BL漫画:28冊
一般小説:3冊
一般漫画:50冊
同人誌他:2冊
その他(アンソロジー):3冊
計104冊


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2月以来の100冊超えだ!
積み本消化に励んだおかげで、漫画の読了数がぐんと伸びた。それなのにまったく減ったかんじはしないはなぜ…。

今月は少女漫画をたくさん読みました。

きら「心臓より高く」。「パーツモデル」という一風変わったモチーフを用いて、罪と赦しを描いた作品。重いテーマを重くなりすぎることなく、さらりと描いているところがすごい。
売野機子「薔薇だって書けるよ」。思いもよらずステキホモ&ステキ百合が収録されていて、サンタさんに感謝の舞いを捧げそうになった。
吉野朔実「いたいけな瞳」。おもしろくない作品はひとつもない、千夜一夜みたいな読み切りシリーズ。
神坂智子シルクロード・シリーズ」シルクロードに伝わる神話をもとに描かれた壮大な大河ロマン。来年こそは「T.E.ロレンス」を読むぞ…!
西炯子「薔薇姫」。西さんの描く男同士には、爆笑させられるか、涙させられるか、ひとつにふたつです。


槇えびし「天地明察はすでにおもしろくなりそうな匂いがぷんぷんしてて、とても2巻がまっていられない…!来年は原作にも手を出してしまいそう。一方、荒川弘銀の匙は2巻にしてそのおもしろさに開眼した。市川春子「25時のバカンス」もデビュー作の新鮮さをまったく損なわないクオリティ。表題作も好きだけど、「月の葬式」も好き…それをいえばもう1作だって…やっぱり選べない!

砂床あい「ダブルファーザー」がとても好みな子持ち夫夫だったので、過去作にさかのぼってみる。あまあまなロマンスはもちろんながら、この人、仕事の描写がなかなかうまい。エリートパイロットたちの華やかな恋模様をコミカルに描いた「純情と誘惑のジレンマ」もよかった。今後の活躍に期待大。月村奎「すき」はタイトルどおりシンプルなラブストーリーで、それだけに素材のよさがわかる良作。
そして、BLではないけれど、今月最大級の萌えをくれたのはやはり菅野彰「HARD LUCK」でした。


明治カナ子「無二の王」西田東「社長桃井くん」は両方とも間違いなく「この作家にしか描けない」個性派。どちらも大好き。