パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

四月は君の嘘

四月は君の嘘(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

四月は君の嘘(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

四月は君の嘘(2) (講談社コミックス月刊マガジン)

四月は君の嘘(2) (講談社コミックス月刊マガジン)

亡くなった母の呪縛からピアノを弾けなくなった元天才少年。
ある日、超奔放な天才ヴァイオリニストの少女と出会ったことから、彼は再び運命と向き合ってゆく。
ド迫力の演奏シーン、誰も手を差し伸べることのできない「持つ者」たちの孤独、そして「ハチクロ」なみにあまずっぱい青春を予感させる恋と友情の群像劇。登場人物たちがみんな真摯でひたむきで。一本芯のとおった凛とした佇まいに、読んでいるこちらまで背筋が伸びる思いがした。
またひとつ、かけがえない物語がはじまった。