パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

滴る牡丹に愛―レオパード白書 4

「レオパード白書」第4弾。
ミステリアスなクール・ビューティー雛湖編、そのうえヤクザ攻めということでわくわくしながら手に取ったのだけど、攻めヤクザの補佐役・郡司さんがすべてをさらっていってしまった…!
ヌキサシの関係にはならないけど、命を預けあう男同士って…萌えないわけがないだろう。(真顔)こういう微妙な関係性を突いてくるあたり、さすがベテラン作家。
郡司さんのくたびれた親父風情が、逆に大人の余裕を漂わせてシビれてしまう。雛湖と若頭の昼メロな監禁愛そっちのけで、男同士の絆にくぎづけです。