お菓子の家
お菓子の家: 〜un petit nid〜 (プラチナ文庫)
- 作者: 凪良ゆう,葛西リカコ
- 出版社/メーカー: フランス書院
- 発売日: 2012/09/12
- メディア: 文庫
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恋人に依存しすぎて関係をめちゃくちゃにしてしまった過去を持つ加瀬。恋人も仕事も失い、ノラ猫みたいに毛を逆立ていたところに、パン屋の店主・阿木から声をかけられ、バイトとして働くことになる。
パン屋というよりヤクザな風貌を裏切ってあたたかな阿木の人柄に、加瀬はみるみる惹かれていくが、阿木は加瀬に「色恋はしないと決めている」と告げる。
「夜明け〜」のあとがきでも予告されていたけれど、加瀬受けのお話だった。がさつだけど度量の広い阿木さんは好みど真ん中だったはずなのに萌えはなかったのは、私のなかで加瀬が受け属性じゃなかったからだろうか…?それともメインのキャラクターが自分と同名だったから…?
ストーリー自体は加瀬と阿木、それぞれが背負う過去が交錯する読み応えのある内容だったので満足。