パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

玩具のように僕は

頭からしっぽまで年下攻め(ひげオヤジ受け含む)。なんとも私得な一冊。
表題は、元後輩の官能小説家×さえない編集者。
原稿と引き換えに受け入れる小説家の不埒な「命令」によって、編集者は秘めていた被虐の欲望を開花させていく。あまい言葉はいくらでも与えながら、核心には触れずに責め苛む飴と鞭。自分をさらけだすことのできない、不器用な者どうしの歪な関係に萌える。
このひとの描く、たれ目の攻めの流し目はほんとうに色っぽい!視線で妊娠させてしまいそうやわ…。