パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

光の雨 ―贖罪―

ついに完結。
近年まれにみる、硬派な男たちの物語だった。
濡れ場の描写もあるもののかなり控えめで、色恋沙汰以上に「検事」という職業のおもしろさに引きこまれる。
牧師にたとえられる受けの禁欲的な雰囲気がいい。