パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

そんな王子に迫られて

そんな王子に迫られて (マーブルコミックス)

そんな王子に迫られて (マーブルコミックス)

待っていたぞ 光武央児だ!

営業マン・多田は、同窓会での再会をきっかけにイケメン御曹司・光武央児(おうじ)から猛アタックを受ける日々。女の子の尻を追っかけていた自分が、まさか男に尻を狙われるなんて…!
強引にマイウェイな王子様vs自分大好きナルシストの爆笑ラブバトル。
いつもかっこいいけどズレてる残念な攻めで笑わせてくれるケビン先生。次なる攻めは、ずばり殿様攻めです!
この攻め、登場時に毎回必ず「光武央児だ!」と自己主張してくるところに、破格のカリスマ性を感じさせる。とても受けとは思えない憤怒の形相で罵倒されようとも、罵詈雑言=家柄や権威に媚びないきみが素敵、と変換してしまえる超マイペース&ポジティブシンキングに、多田は振り回されっぱなし。飛び立つ鳩を背に「早く私のものになりたまえ!」と宣言する堂々の王子っぷりには、もはやときめくどころか白目である。
なんとか央児に一泡ふかせてやる…!とたくらんでは、いいように喘がされてる多田っこに幸あれ。