パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

玄関先で

玄関先で (バンブーコミックス 麗人セレクション)

玄関先で (バンブーコミックス 麗人セレクション)

CJさんといえば、とびきりかわいい受けっことちょっとおバカなラブコメが持ち味。
ところが、この本にはアンハッピーエンドも収録されています。いつもとはちがう作品を…というコンセプトから企画されたそうで、大人の事情(笑)で当初よりマイルドに仕上げられたとのこと。
謎に満ちた伝記風サスペンスや、救いのないブラックな短編、表題は意外にも猫が主役の感動作(ハチ公ネタは反則や…涙)と、多彩な作品が収録されていて、アンハッピーエンド=バッドエンドとは限らないんだな、とあらためて実感させられた。
萌えとはちがうかもしれないけど、先の読めない展開で惹きつけるBLももっとあっていい。