銀のスプーン 5
- 作者: 小沢真理
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/13
- メディア: コミック
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それにしてもこのふたり、到底大学生とは思えないピュアな恋してるな〜!名まえを呼ぶだけでもためらって、デートのための洋服えらびに何時間もついやして、偶然会えたことを奇跡だと思う。まっすぐお互いだけを見つめているのが伝わってきて、見てるこっちが照れくさくなるほど。でも、この奥ゆかしさが古き良き少女漫画って感じでいいのだ。
イケメンのくせして恋に奥手だった律の、秘められた初恋の思い出も明らかに。律がこんなにやさしいのはきっと、たくさん悲しい思いをしてきたからなんだねえ。あのときこうしていれば…いくらそう願っても取り返しのつかいないものがあるを知っているからこそ、目の前にあるかけがえのないものを誰よりたいせつにしようとするんだろう。
妹のカナちゃんにもクラスメイトとの間にほのかなときめきが生まれたり、5巻はとっても少女漫画だったな〜と読み終えようとしたら…時代遅れのバンカラ男・斎木の孤高なる夏の暮らしぶりが収録されていてたいそう笑った。
ホラーとAVを借りて部屋(木造アパートクーラーなし)に閉じこもる贅沢…キラキラした本編とのギャップがすさまじ過ぎるw