パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

5月まとめ

BL小説:8冊
BL漫画:21冊
一般漫画:11冊
同人誌他:83冊
計123冊

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ものすごく薄い本補正。おかげで家計が火の車。
積み本がたまるいっぽうなので、どうにかしなければ。

清家雪子「月に吠えらんねえ」3は、戦争詩について。遠い過去の出来事ではなく、私たちの傍らにある現実として戦争が描かれている。物語の核心に少しずつ近づいているのを感じる。
待望のBL新刊、志村貴子「起きて最初にすることは」。ゲイで引きこもりの兄と、ヤリチン弟のややこしい義兄弟関係。とくに事件などおこらないふつうの日々がつづられているだけなのに、なんでこんなに濃密なのか。まだまだBL描いてくれるようでうれしい限り。
三田織「山田と少年」は、ノンケのブルーワーカーとゲイの高校生のスローロマンス。年齢も正確も異なるふたりが、ひとりの人間同士として心を通わせていく様にほっこり。真面目に恋するいいBL。
今月のベストルーキーは、本郷地下「ふくふくハイツ」。人間になりたいイタチの男の子と、クールな大学講師のほのぼの同居生活。BL未満のストーリーでありながらも、ふたりのあいだには恋としかいえない空気がある。泣きたくなるほどしあわせな日々にきゅんとした。
小説では綺月陣「いつもそこには俺がいる」で、超王道なリーマンBLを堪能。受けを溺愛する攻めって、やっぱりいいもんですね!
薄い本はどれもおもしろかった〜。なかでも、同人作家コレクション「中村薔子」DUDE「虹はめぐる」は最高にツボな紫氷で、なんべんも繰り返し読んだ。は〜、紫氷すばらしい。