パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

チオノポリス

チオノポリス (ビームコミックス)

チオノポリス (ビームコミックス)

自分は何のために生きているのか。答えのない問いにぶつかって悩む少年少女のまえに現れる、「ここではないどこか」からの使者。スノードームのなかの人形、戦争で死んだ祖父、村を守る神の使い、心残りを抱えた幽霊。異なる世界でたくましく生きる友との出会いによって、彼らは生きる力を取り戻していく。
オカルトありメルヘンあり。さまざまな世界観で描かれるジュブナイル作品集。なかの絵は表紙よりぐっと素朴ですが、それも物語の雰囲気とあっていてよかった。