パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

伝えていいの 1-2

レンタルビデオショップの店員と常連客だった幹と谷部。映画の好みが近かったことがきっかけで親しくなり、いまは週末ごとに部屋でいっしょにDVDを観る間柄。この心地よい距離にすっかりなじんだ頃、谷部は幹から想いを告げられる。
すこし歳は離れてるけど、そんなの気にならないくらい趣味も話も合って、いっしょにいて心地いい。こんな相手に告白されれば、恋愛対象として意識してなくても「じゃ、つきあってみよっか」ってなるよな!男女なら。この漫画はその相手がたまたま同性だったというだけ(?)の話。
出会った瞬間に落ちてしまう嵐の恋とは正反対の、ひだまりであたためられるようなスローな恋のお話。歳をとったおかげで、こうしてゆっくり育んでいく関係もいいよね〜としみじみ思います。