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パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

ガラクタの愛を一晩中

ガラクタの愛を一晩中 (ドラコミックス)

ガラクタの愛を一晩中 (ドラコミックス)

高校時代、勉強のお供にいつもラジオを聴いていました。だもんで、このハガキ職人BLはなんともなつかしく、かつ斬新だった。
ラジオの魅力は、距離の近さ。DJやゲストとリスナーがいっしょになって番組をつくっていくので、テレビでは聞けない本音のトークや、こぼれ話が聞けたりする。夜も更けてくるとほんっとーにヒドい下ネタや悪ふざけも満載で、受けの三雲のようにこのアダルトな空気にアテられて、ラジオの虜になってしまう人もいる。作者もきっと、そういう若者のうちにひとりだったんだろう。扉から本編のすみずみまで、ラジオ愛にあふれた一冊。
惚れたはれたより、「ネタ」になるかどうかが大事な職人同士の恋。官能小説顔負けの蟹井係長の淫語攻めも、おもしろそう…と思うと試さずにはいられない三雲の筋金入りの職人っぷりも互いにあっぱれ。