君は僕の初恋の人
- 作者: 高遠琉加,小椋ムク
- 出版社/メーカー: 海王社
- 発売日: 2014/04/28
- メディア: 文庫
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前作では犬猿の仲だったふたりなのに、学生時代の回想はうってかわってかわいらしいボーイミーツボーイ。いったいなにがどうなったらこの日本語の下手なかわいい帰国子女が、あんな毒舌三白眼になったんだ…?と不思議に思いながら読んでいたら、あっと驚くどんでん返しが。
こういう叙述トリックを用いた演出を仕組んでくるところは、さすが高遠さん。種明かしがされる前と後では、ふたりのキャラクターががらりと変わって見えるからおもしろい。萌えだけでなく、小説を読む楽しさも味合わせてくれる。
うまくやろうとして傷つけてしまった学生時代を取り戻そうとするようになりふりかまわず朝倉を口説きまくる大人・棚橋に、イケメンザマァ属性の私は萌えまくりでした。