パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

宝石の国 1-5

宝石の国(1) (アフタヌーンKC)

宝石の国(1) (アフタヌーンKC)

宝石の国(2) (アフタヌーンKC)

宝石の国(2) (アフタヌーンKC)

宝石の国(3) (アフタヌーンKC)

宝石の国(3) (アフタヌーンKC)

宝石の国(4) (アフタヌーンKC)

宝石の国(4) (アフタヌーンKC)

宝石の国(5) (アフタヌーンKC)

宝石の国(5) (アフタヌーンKC)

市川さんがこれまで描いてきたテーマがぎゅぎゅっと凝縮された初連載だな〜!奇想にあふれて、とびきり刺激的。
骨と肉と心にわかれて進化した人類、雲に乗ってやってくる仏のような月人と、砕かれて輝く宝石人間。わけがわからないほどかっこいい。いったい何が目的かわからないまま、襲いくる月人と戦いつづける宝石たち。仲間を守るためなら死もかえりみず戦う姿は、気高く、うつくしく、どこかかなしい。
性をもたなず、少女のような見た目のまま時をとめた彼らの共同生活は、女子高生のようでもあり、ギムナジウム的でもあり。この耽美さがほんとたまりません。