パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

夜と星のむこう 1

夜と星のむこう 第1巻 (SGコミックス)

夜と星のむこう 第1巻 (SGコミックス)

十六年前に死んだはずの兄・龍一とともに暮らすことになった高校生の立一。他人同然の兄なんてただでさえ厄介なのに、そのうえ龍一は得体の知れない不思議な力を持っていた。
はるか昔、水に住む龍と天に住む瑞鳥は争い合い、神の怒りをかって百万の蛇と百万の鷲へと変えられた。それゆえ、地上でも彼らは顔を合わせれば憎みあい殺しあう。遠い因縁に端を発す、呪われた「りゅう」の子らの物語。
どこかなつかしくて、ほんのりこわい。遠い過去へとつながる糸をたどるような伝記ミステリーは、今さんの本領発揮。1巻ってことになってるけど、はたして2巻あるのか…。