パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

雨の中からやってきた

またしても小笠原さんがイカしたトンチキBLを。
サンタクロースのスカウトにやってきたトナカイと、彼を拾ってしまったお人好しの旅客機パイロットの聖夜のロマンス。なんかこう…まとめるだけでも「なんだその話」感がすごいですが、これをれっきとしたファンタジーBLに仕上げてしまう小笠原さんの画力がなんていってもすごい!
これまでも変態音楽家とか変態奴隷王とか変態忍者とか、毎回よくこんなぶっとんだ設定思いつくな…っていう話ばかりだけど、めちゃくちゃカッコいい絵でがっつり世界観をつくりこんでくれるので、どんなムチャぶりも最後には「この世界ならアリだな」って思わされてしまう。
今回もソリのデザインとか、トナカイとサンタクロースの正装姿とか、最高にシビれました。センスの塊!
小笠原さんの描く飛行シーンが大好きなので、また戦闘機とか描いてほしいなあ。