ギフト
整体師の修(家では年中ジャージ)と、バイヤーのカンちゃん(重度の服狂い)の同棲生活を描いた「地獄行きバス」の続編。
つづきがあると思ってなかったから、めっちゃうれしい~。
モノへの執着がまったくなく、いつだってモノより思い出な修と、とにかくファッションが大好きな物欲の塊であるカンちゃん。まったくかみ合わないふたりなのに、お互いの欠けた部分にぴったり収まる相性の良さ。マンネリなんて感じさせない夜の激しさも含め、相変わらずのラブラブっぷりを堪能しました。
ほのぼの日常BLかと思いきや、修の家庭環境には明治さんらしい翳りがうかがえるところも、またよいスパイスになっていた。修がカンちゃんの浪費癖に寛容なのは、もとがお金持ちだからってのも影響してるんだろうな。
読みすすむうち、だんだんふたりの根っこにあるものが見えてくる。まるで、友だちのことを知っていくみたいでちょっとうれしい。