パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

きみの笑顔だけを

 

きみの笑顔だけを (マーブルコミックス)

きみの笑顔だけを (マーブルコミックス)

 

二次でお世話になっていた作家さんの商業デビュー作。おめでとうございます!

ゲイであることがバレて居場所を失い、東京から祖父母の暮らす田舎へと引っ越した藤宮。笑顔がかわいいクラスメイト・三浦を目の保養にしておとなしく暮らすつもりが、スナックのママを母に持つ三浦も、自分と同じように「マイノリティ」としての肩身の狭さを感じていることを知り、ふたりの距離は縮まっていく。

同性同士ゆえの恋の苦しさを、繊細に丁寧に描いていてこっちまでせつなくなる。

「花よりほかに」のつづきが読みたいな~。