ちはやふる 26-30
- 作者: 末次由紀
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ぐあぁぁ、大変なことになってるじゃないか!太一…太一〜〜〜〜!!!
少女漫画ではヒロインの相手役って、最初からなんとなくわかっているものですが、「ちはやふる」に関してはまじでわからなくなってきたな。千早も新もただの「かるたバカ」なだけに、少女漫画パートを太一が一心に背負うことになってて、それだけはちょっと不憫。笑
周防さんが太一にいった「好きじゃないのに」って台詞、ほんとにすごい。よくぞ言ったって感じ。
「ちはやふる」は少女漫画の皮をかぶったスポ根ものといわれてきましたが、この台詞は「友情・努力・勝利」こそが正義の少年漫画じゃ言わせられない台詞だよなぁ。少女漫画だからこそ、言わせることができた台詞だと思う。
たとえ純粋じゃなくても、打算にまみれても、愛していい。愛のかたちはいくつでもあっていいんだ。どんな想いも切り捨てないところが、この漫画のすばらしさだとまた確認した。