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パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

木陰の欲望

木陰の欲望 (バンブーコミックス moment)

木陰の欲望 (バンブーコミックス moment)

孤独で偏屈な御曹司・鼎×彼のために傷を負った庭師の息子・瑞季
子どものままじゃなければ、同情をひく存在でいなければ、誰からも愛される瑞季は自分のそばにいてくれないと思っている鼎。鼎の自分への執着に気づきながら、応えることも、突き放すこともできない瑞季。幼いままの心とはうらはらに成長していく欲望を抱え、傷つけあう幼なじみたちの恋のはなし。
ハイスペックヤンデレ攻めの泣き落としに、世話焼きな一般人受けがほだされる王道展開。地位も金も顔面偏差値も兼ね備えているくせにいつまでも「かわいそう」ぶっている鼎って、ある意味、傲慢男より手におえない…と思うのだが、たったひとつ「愛」が手に入らなければ、ひとは幸せにはなれないということなのだろう。
ずっとやさしかった瑞季が、それでも鼎を受け入れずにいた理由を掘り下げてくれれば、ラストもっと盛り上がったかなと。