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パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

君と僕と夜の猫

君と僕と夜の猫

君と僕と夜の猫

かわいさんの京都ものに間違いなし。今回も閉鎖的な地方都市ならではの人と人と距離感を、叙情性豊かに描いている。
訳ありな金物屋の息子と、彼をそっと見守る続ける町医者の幼馴染み。ふたりとも長くつづく家業の跡継ぎであり、長年同じ町で兄弟のように暮らしてきた間柄でもある。家族同然の親しさが逆に、それ以上距離をつめることをはばからせる。
互いの首を真綿で絞めあうような、本音を見せない京男同士の腹の探り合いにドキドキしっぱなしでした。
当て馬の年下攻めくんもなかなかにいい味を出していたので、スピンオフこないかなぁ。