進撃の巨人 19
- 作者: 諫山創
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/04/08
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (192件) を見る
人類の未来をかけた戦いのなかで、これまでずっと大義のもとに身を捧げつくしてきたかに思えた団長の、エルヴィン・スミスとしての欲望が赤裸々になっていくところが、なんとも赤裸々で、どこかおぞましさすら感じてしまう。
でも、人間ってどうしようもなく、手に入らなかったたったひとつを追い求めて、修羅の道へと分け入ってゆくものなんだと思う。団長ほどの人間でも、その業からは逃れられなかったんだなぁ。
ひとの強さと弱さはつくづく表裏一体のものなのだと、この漫画を読んでいると痛感する。