パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

好きというのになぜかしら

好きというのになぜかしら (ディアプラス・コミックス)

好きというのになぜかしら (ディアプラス・コミックス)

だらしなく、意地悪く、ちんけなプライドにばっかりしがみついているしょーもない男を描かせて阿部あかねの右に出るものはいないと思う。一目見ただけで「こりゃー悪い男だ…」と思わせるオーラがある。
捻くれて歪んだみっともない恋の話なのに、ときにぞっとするほど色っぽく、はっとするほど切ない。